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2015年2月14日

葛根湯の乱用にモノ申します

医者の中にも「風邪イコール葛根湯」と決めつけている人がいるほど、葛根湯は頻用されている漢方薬です。しかし、漢方の知識がある人ならこれは間違いであると気づいているはずです。葛根湯は葛根と麻黄を主成分としています。2生薬共に、東洋医学で言う解表薬です。すなわち、体力を補う性質ではなく、症状を取り除く性質のものです。

あえて、葛根湯を風邪に使用するとしたら、寒気がし、ゾクッとする「あれ?風邪引いたかな」という状態の時です。こういう初期に服用すれば、症状進行を抑える可能性は確かにあります。しかし、完全に風邪モードとなってしまった時に、葛根湯を飲み続けることは逆効果と考えます。麻黄という生薬は作用が強く、胃腸に負担を与えますので、食欲減退したり、体力回復を妨げる結果となり兼ねません。風邪の初期には葛根湯、それでも風邪モードに入ってしまった場合は、素早く、柴胡桂枝湯や人参湯などの補う性質の漢方薬にスイッチする必要があります。

私の中で葛根湯はステロイドのような印象です。短期間使用すれば、スパッとキレのいい効果を発揮するが、連用には向かないというイメージです。

また、意外な効能として、肩こりや首こり、寝違いなどに即効性があります。

項背部の筋肉の緊張をほぐす効果が強いようです。

ただいずれにしても、連用すべきではないと思います。



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